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『茶遊紀行 』

椿堂茶舗 龍峯のブログ

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宇治煎茶「天祥」
2012.05.19 Saturday|category:茶のこと


心地よい天気が続き、過ごしやすい毎日。
杜若も可憐に咲き始めました。

新茶のサンプルも続々とどき、美味しいお茶を堪能しつつも
今年の合組(ブレンド)を決める作業に追われる私ryuhoです。



先ずは、残念ながら春先に“Sold out"になってしまった椿堂の宇治煎茶「天祥」。
お客様には別のお茶でご了承いただいていた人気商品です。

サンプリングを重ねた末、昨年ノンブレンドで使用した南山城村の篤農家の
新品種“さきみどり”に、和束町の若干蒸しの効いた“やぶきた”を
合わせることに。

ヒネ茶(古茶)を切らせてしまった分、少し濃いめに仕上げました。
爽やかな甘い香りとすっきりしたのど越し。

今年も“格のある”宇治煎茶「天祥」をよろしくお願いいたします。


宇治煎茶「天祥」

100g袋/2100円 50g袋/1155円  

川根の手揉み新茶
2012.05.18 Friday|category:茶のこと


昨日、静岡県中川根町の茶農家さんから「手揉みの新茶」がとどきました

こちらの生産者は、椿堂のオリジナル「和紅茶」のベースティーとしても
長年ご尽力いただいている方で、煎茶を手掛けても超一級品です。



手揉みのお茶となると私ども茶業者でもそうそう味わえない
貴重なお茶です。

さてと・・・。

開封してみると葉肉の分厚い黒々とした野性的な外観がお目見えしました。
さっそく一煎・・・。

ちょうどその時、「茶智倶楽部」でもお馴染のS氏がご来店され、
手揉み茶の世界をご一緒させていただきました。

ふくよかな香りと雑味のないすっきりした味。
「甘いですね!」と独特の香味を満喫されていたS氏の表情が
とても印象的でした。

数量もわずかですので、販売のご案内ができないのがとても残念ですが、
「茶房竹聲」の限定メニューとしてお出しさせていただきます。



今朝は、試作を重ねている椿堂謹製の桜葉と胡桃のお干菓子と合わせて。
(シアワセ♪)

“手の力”強く感じた今朝の私ryuhoです。
二日酔いには
2012.05.16 Wednesday|category:日々のこと


昨晩、某所にておいしいお酒をたくさんいただいた私ryuhoです。

朝から身に覚えのある頭痛。

こんな時には、新茶を熱湯で3分くらい浸出して
“濃い味”でいただきます。

シブッ!

若干冴えてきたかな・・・。
エメラルドリーフ
2012.05.15 Tuesday|category:茶のこと


本日悪天候が予想されるため、葵祭が明日に順延となりました。

上賀茂神社で毎年恒例となっている京都市茶業青年会の呈茶席を予定していたのですが、
順延の明日は都合がつかないため久方ぶりの斉王代にもお目にかかれず、少し悲しい私ryuhoです。

(写真は、昨日得意先の清水坂にある「ギャラリーたなか」さんでいただいたもの)

さて先日、お茶摘みを終えた帰り際、辻喜代治さんが仕上がったばかりの
出品用「碾茶」をプレゼントしてくれました。



封を開けると、目にも美しいエメラルドカラーの碾茶が顔を覗かせました。

「淹れると最高級の“白川玉露”の香味がしますよ」との言葉を思い出し、
早速玉露風に低温で淹れてみました。



ほのかに白絵具を落としたような透明感ある水色。
芳しき上品な香気。そして一服・・・。

!!!

素晴らしい!
今や幻となりつつある白川玉露の原点がここにあるような
まさに馥郁たる香味がひろがります。

この感動を皆様にお伝えしたい!
興奮気味の私ryuhoでした。
宇治白川の碾茶園
2012.05.13 Sunday|category:茶のこと


今日は、妻と二人で宇治市白川地区の辻喜代治さんの碾茶園に
お茶摘みに行ってきた私ryuhoです。



昨日の肌寒い陽気とは違い、過ごしやすく心地よい晴天となりました。




茶園では、早朝から20名程の摘み子さんが、出品茶用に高級品種「あさひ」を
丁寧に摘んでおられました。

辻さんのご説明では、品種や品質に応じて摘み方が異なるそうですが、
今日は一芯二葉の“まる摘み”で最上質な碾茶を仕上げるときの
摘み方を教わった私ryuho。

慣れない手つきを見て、ベテランの摘み子さんにも
直接ご指導いただきました。

2人で約一時間ほど籠いっぱいにも満たない収量がおよそ2キロでしたが、
これが、製茶するとおよそ300gの碾茶に仕上がります。



上手な方が摘むと一日40kgぐらい摘まれるとのことですが、
何れにしても手間のかかる贅沢なお茶になるわけです。



辻喜代治さんは、全国茶品評会で一等一席の農林水産大臣賞を
受賞されるなど日本を代表する茶農家のお一人です。

お茶づくりに関する経験と実績、そして探究心の凄さも
去ることながら、温和な人柄に生産者仲間からも尊敬と信頼を
寄せられる方です。

昨年秋には、伏見稲荷大社鎮座1300年記念の奉納用抹茶「千寿」の
製造にご尽力いただき、大変お世話になりました。

また、今年秋にも壺切の限定抹茶「千寿」の製造をお願いしております。
辻さん曰く、今年は三年ぶりの“あたり年”で、おいしい抹茶が
期待できるとのことです。

早くも、秋が待ち遠しい私ryuhoでした。
「御中」にて
2012.05.12 Saturday|category:日々のこと


「御中」(みなか)さんにお邪魔しました。

古き良き京町屋を改装された“隠れ家的和カフェ”。
数々の店舗デザインと飲食店経営を手掛けてこられたオーナー松川恵一氏の
趣向が随所にうかがえる素敵な空間でした。

因みにこちらでは、椿堂茶舗の[煎茶清香]、[和紅茶]、[ほうじ茶伏見]を
カフェメニューとしてご利用いただいています。

今回はご挨拶に伺った私ryuhoでしたが、
チーフの谷口さんから夏期メニューのお話が出たので、

オーナー所持のアンティークグラスをお借りして、
即興で“プレミアム水出し煎茶”のご提案をさせていただきました。
(画像撮り忘れた・・・)

暑い夏がやってきましたら、是非「御中」さんでオーダーしてみて下さい。
また、今秋以降は、夜間の営業も検討中とのことで益々楽しみです。




「御中」さんは、ギャラリーやワークショップとしても利用可能とのことで、
常設作品として河原尚子さんの器が展示されていました。

河原さんは京焼の名家「真葛焼」のご出身ということで、
“京焼系”の私ryuhoとしましては、何やらご縁を感じる次第です。



「御中」
〒600-8104 京都府京都市下京区万寿寺中之町88
075-342-4868
自分の役割
2012.05.10 Thursday|category:日々のこと


昨日は、某マスコミ関係者と電話のやりとりをする私ryuho。

様々話す中でこんな質問を投げかけられた。
「ryuhoさんは普段どんなお仕事をなさってますか?」

「“京都紅茶”や“和龍茶”といった新しい日本茶の開発を・・・」とか
「日本茶カフェやショップ様のオリジナルティーのプロデュースを・・・」とか
「“茶智倶楽部(茶香服)”や“茶輪會”を開いて、お茶を楽しむ時間を・・・」とか
「古いお道具を使って煎茶道の体験教室をしたり(主に専務の仕事ですが)、
現代風にアレンジして出張茶席を・・・」とか彼是と説明する私ryuho。

中でも一番大事にしている
「古くからお付き合いいただいているお得意さんに御好みのお茶をお届けすることです」と
肝心な事を締めくくれなかった私ryuhoでした。



電話を切ってしばし、自分の仕事について考えてみた。
自分のやってきた事とこれからの自分にできること。
そして自分に与えられた役割について。


こんな答えに行き着いた。

私ryuhoはお茶を“生業(なりわい)”とさせていただいている。

お茶の葉を通じて生産者と消費者(お客様)の「架け橋」をさせていただくこと。
お茶を通して、和みと癒やしの時間を提供させていただくこと。


父である先代が亡くなってちょうど半年が過ぎた。

常に多くを語る人ではなかったが
「ただお茶の葉を売るのではなく、その先にあるひとときを創るお手伝いをすること。
お茶は、その最高の材料であることを忘れず、怠る事なくしっかりと吟味するように」
そう話した姿を思い出す。
“ブランド”の極意
2012.05.09 Wednesday|category:茶のこと


昨日は、[茶房竹聲]にご来店中の陶芸家・稲沢隆生さんにも参加いただいて
仕上がったばかりの極上宇治新茶のテイスティングを行いました。

因みに稲沢さんは、急須や涼炉などの煎茶道具を製作される作家さんですが、
「日本茶インストラクター」の有資格者でもあり、お茶に関してはプロ顔負けの見識をお持ちです。



さて、前述の松本幸典さんの極上宇治新茶ですが、
そのこだわりの極意について少々お話させていただきます。

まず、お茶の栽培については、その茶園、品種にあった摘み取りの時期を
逃さないこととベストな摘み方にあるとのこと。

一年越しに精魂こめて育て上げた茶樹から芽吹いた新葉は、
摘採時期の気温や雨量によって仕上がりに大きな誤差が生じます。

松本さんをもってしても「何年やっても難しいし、正解が見当たらない」と
言わしめるほど。

しかし仕上がった荒茶は、まるで製茶したように雑駁な茶茎や粉がなく、
美しく仕上がっています。

これは、「きっちりといいところで刈って、丁寧に製茶すれば
“出物(茎や粉など)”は少ないし、香味も良い」

更には、“元火(荒茶製造時の火入れ)”が上手く効いていて独特の芳香が漂います。
松本さん曰く「“元火”は効く茶と効かん茶がある」とのこと。
説明しにくい微妙な匙加減があるようです。



他にも土壌に対する肥料への拘りや、“かぶせ(被服)”方法など
細やかなこだわりの積み重ねが極上へのつながりと感じさせるものでした。

最後に茶園を案内していただき、驚いたのはその整備された美しい茶園の風景。



こんな景色に包まれてお茶摘みしたら幸せだろうな♪
「来年はみんなで茶摘みに来ます」
そう約束して和束を後にした私ryuhoです。

極上宇治新茶

40g袋/1365円 80g/2520円
70g缶/2520円 150g/5040円 (いづれも税込)
待ち焦がれた“ブランド”
2012.05.08 Tuesday|category:茶のこと


昨晩11時前、そろそろ眠気がやってくる私ryuhoのもとに一本の電話。

発信元は「和束 松本幸典」。

「やっとええのん出来ましたで!」と普段は冷静な低音の声が、
若干高ぶっていたように聞こえました。



松本幸典さんは、宇治煎茶の本場・和束町でも最高値のつく
生産者のひとり松本喜代司さんの長男で、“宇治茶相場の指標”的存在。

関西茶品評会や宇治茶品評会で農林水産大臣賞を受賞されるなど
数々の栄誉ある実績をおもちです。

お茶づくりに対する熱意の凄さは、
茶鑑別審査の分野でも全国茶審査技術8段と圧倒的な実力を
誇るひとりです。

一昨年、幸運にも茶審査全国大会にともに出場した
私ryuhoは「来年は松本さんのこれぞ!というお茶をお願いします。」と
宇治新茶の依頼をお願いしました。



しかし昨年は、「納得のいく茶が出来んので今年は勘弁して…」と
残念ながらのスルーでした。

二年越しに待った今期ようやく甘みの濃い独特の風味を醸し出した
“極上新茶”が出来上がりました。明日から店頭とWebで販売をはじめさせて頂きます。


「極上宇治新茶」

40g袋/1365円 80g/2520円
70g缶/2520円 150g/5040円 (いづれも税込)


今日は、朝5時から往復3時間の道のりを経て、昼からは仕上げ1時間の工程を待ち、
若干ヘトヘト気味の私ryuhoでした。
宇治新茶 2号
2012.05.07 Monday|category:茶のこと


地元の藤森祭も晴天のうちに終わりました。
椿堂の店舗前でも威勢よく担かれた大きな神輿に興奮冷めやらぬ
私ryuhoでした。



さて、春先の低温のため開始の遅れた新茶でしたが、ここ数日の陽気で
一機に収穫が増した京都山城地区です。

待望の宇治新茶1号は、お客様から「新鮮でとっても甘い!」と好評で、
間もなく完売の見込みです。

現在宇治新茶2号の調整中で、入荷しているのは宇治新茶1号と同じく
和束町産の「やぶきた」品種で生産者は湊善実さん、稲垣清さんの
合葉(ブレンド)です。



今回は若干蒸しの効いたもの、火入れを効かせたもの、味の濃いものを
ブレンドして宇治新茶らしい品格のある甘い香りと味に仕上がっています。



「宇治新茶 2号」

40g袋/840円 80g/1575円
70g缶/1575円 150g/3150円 (いづれも税込)


また、近日中に「極上宇治新茶」の販売を予定しております。

生産者は和束町の松本喜代司さんで、京都茶市場でも最高値がつく
“ブランド農家”の一人です。コクのある甘みと形状の良さは正に
極上の宇治茶です。

40g袋/1365円 80g/2520円
70g缶/2520円 150g/5040円 (いづれも税込)